Horizon aux étourneaux     
水平線上の渡り鳥

2011-       

Encre de Chine sur papier japonais marouflé 

墨、和紙

A l’occasion de l’édition « Ici nice : guide de la ville par les artistes contemporains » de Stéphanie Marin, ce travail est né. Les étourneaux apparaissent sur Nice en deux fois avant et après l'hiver, ils décrivent par leur vol de beaux dessins aléatoires. Ces dessins en mouvement me fascinent beaucoup, c’est une des choses que je n’avais jamais vue auparavant.

Quand Stéphanie Marin m’a proposé de participer à cette édition, en me demandant une pièce qui évoque Nice, j’ai eu envie de dessiner ces étourneaux au dessus de la mer.

2011、世界的に知られているニースの家具デザイナーであるステファニー・マランが企画し、アーティスト達に依頼して、それぞれのニースを表現した「ここ、ニース」という名の画集を出版した。その画集は、ニースのアーティストの作品を見ながらニースで旅をしているような、しかしながら、いわゆる旅行書ではなくアーティスティックな本である。「水線上の渡り鳥」は、その画集に参加する際に、生まれた

 

ムクドリという鳥が、年に二回、アラビア地域とロシア間を群舞となって旅をしていることを、私はニースに来るまで、知らなかったし見たこともなかった。秋にムクドリたちは、ロシアからアラビア地域に暖かさを求めて旅をする。そして春には、涼しさを求めてロシアへの旅をするのである。その途中、彼らはニースにやってきて、二ヶ月ほどの時を過ごす。群舞として空を舞う姿は、空に描かれた動くデッサンのようであり、時には大変美しい。魚の大群が海の中で舞う姿に似ているとも云える。

 

ステファニー・マランが私にその画集に参加して欲しいと頼んできた時、彼らの空を飛ぶ美しい舞いのような姿をニースの水平線の上に描きとめてみたいと思った。このシリーズの最初の絵、上下を逆さにしたハートが描かれている作品が、その本に載っているデッサンである。

 

薄い墨で、海を描き、細い筆の点が鳥を表している。この作品は、私の作品の中で「お籠り令の春」の次に人気のある作品である。和紙と墨を使っているので、サインは落款にした。その下に鉛筆で描かれた年を添えてある。